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「はぁ~。最近の子ってみんなこうなのかしら……」
グラマラス教師改め軽部先生は、額に手を当て、参ったって感じの顔をしていた。
最近の子って言っても、先生もまだ20代に見えるんだけどなぁ。
「先生何歳?」
「ちょっ!杏雫!」
「何よ?」
「さすがにそれは……」
「25歳。」
「……」
杏雫の質問に、それはさすがにまずいんじゃないかと思い、止めようと思ったのだが、意外にも先生はあっさりと答えてくれた。
つか25歳って……若っ!
「25歳で先生かぁ。将来的に安泰ですね!」
「そうなんだけどねぇ……はぁ。」
「「?」」
杏雫の素直な感想に、何故か先生は深い溜息をついていた。
なんか悪いこと言ったかな?
「確かに、公務員でクビにならないのはありがたいんだけど、私、今まで誰とも付き合ったことないのよ……」
「「は?」」
「だからもちろん処女だし、生徒にそういうこと相談されても答えられないんだよね……」
「「……そっすか。」」
知ったこっちゃねぇ。
つか、先生にそんな性的な事を相談する生徒はいないと思います……
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