最悪のスタート

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「なんか、終わったと思ったけど、意外と楽しいかもな。」 「確かにそうね。先生面白いし。」 下校中、杏雫と並んで歩きながら、学校の感想を話していた。 杏雫の言った通り、先生は変な人ではあるが、確かに面白い。 大人っぽい外見なのに処女で、すげぇ天然…… 「なんか、かわいい人だよね♪」 「まぁな。」 「……かわいいんだ。」 「は?」 「先生のこと、かわいいって思ったんだ?」 あれ? 杏雫がかわいいって言ったんだよな? 怒ってるっぽいけど、俺悪いことしてないよな? 「あたし、独占欲強いんだよね。真奈ちゃんはともかく、他の女の子に色目使うのはちょっとなぁ……」 「女の子って言っても、先生25だし、もう子じゃねぇだろ。」 「む!女の子はいくつになっても女の子なんだよ!だから先生に色目使うの禁止!」 「まぁ、使うつもりはねぇからいいけどさ。」 なんか理不尽な気もするが、妬いてる杏雫、かわいいな♪
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