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自分の定位置に座り、朝飯に食べようと思ったのだが、全く箸が進まない。
「勇也、食べないの?」
「あ、いや食うけどさ……」
「片付かないから早く食べてよね。」
「……」
母さんの小言に言い返す気力も沸かない。
つか、学校行きたくねぇなぁ。
「母さん。今日学校休む。」
「はぁ!?まだ二日目じゃない!ありえないでしょ!」
「いや、サボりとかじゃなくてさ、なんか具合悪いんだよ。」
「熱はないみたいだけど?」
母さんは、俺の額に手を当てながらそんなことを言ってきた。
熱だけが具合悪いって事にはならないと思うんですけど?
「とにかく今日は休む!だから連絡よろしく!」
「ちょっ!勇也!まったく……元気じゃない。」
俺は、ぼやく母さんを無視して、自分の部屋に戻った。
飯は食えなかったけど、別にいい。
つか、今日は逃げてばっかりだな……
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