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午前11時。
俺以外みんな出かけており、俺は布団の中でくつろいでいた。
真奈には、「具合はどぉ?」「大丈夫なの?」「帰りに何か買ってこようか?」等いろいろ言われたが、
具合はそんなに悪くないから大丈夫と断った。
コンコンッ
「ん?」
もう一眠りしようとしたら、ドアをノックする音が耳に飛び込んできた。
真奈か?
仮病の俺なんかのために学校さぼらせちゃったかな?
まぁ、とりあえず部屋に入ってもらうか。
「なんだよ真奈。学校サボったのか?」
俺がこういった瞬間、部屋のドアが開いて買い物袋を持った女の子が入ってきた。
「真奈ちゃんじゃなくて悪かったわね……」
「杏雫!?」
「ふんっ!あたしでごめんね!」
「いや、むしろ真奈より嬉しいっつぅか……」
「あっそ……なら、よかった。」
杏雫は、買い物袋を机において、俺のほうに歩み寄って着てくれた……
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