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はい、わたくし神原勇也です。
間抜けすぎるわたくし、タイミングがつかめず未だに起きれずにいます……
「お兄ちゃん、なかなか起きないなぁ。ホントに仮病で休んだのかな?」
そう言いながら真奈は、俺の額に手を当ててきた。
なんか緊張するんですけど?
「熱は無いみたい。じゃぁ、疲労困憊ってやつかな?」
確かにある種疲労困憊ではあるが、今の俺はただの間抜けさんです。
「チュウしたら起きるかな?」
はいっ!?
「いいよね?今日は私が彼女だし……」
なんか、顔になんかが近付いてきてる。 まぁ、間違いなく真奈の顔だろう……
つか!
冷静に分析してる場合じゃなかった!
このままじゃ真奈にキスされる!
「あぁぁあ~っ!よく寝た!!!」
不自然なほどの勢いで、俺はベッドから飛び起きた。
「あ、起きちゃった…」
まぁ、真奈は少し残念そうだったが、今真奈とキスなんかしたくなかった。
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