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兄「う、うん、それはまぁさておき、取材を続けようじゃないか」
弟「テメーが言うなテメーが」
姉友「まぁいいですけど……えっと、どこまで伺いましたっけ」
兄「職業が古書店経営だってとこまで」
姉友「ああ、そうでしたね」
会計「？ なんでしょう引っ掛かりが……」
姉友「えー、では、特技はなんですか？」
兄「殺戮――――いや、虐殺かな？」
親一「その二つって違うのか？」
佐奈「シン、論点はそこじゃないと思うよ」
姉友「…………あ、あの」
兄「？ どうかした？ 早く取材を続けてよ」
会計(な、なんであの人、さも当然のことを言った、みたいな顔してるんですか……)
会長(それが先輩クオリティだ)
春斗(どんなクオリティですか)
姉友「え、えと……仕事していて充実感を得る時は？」
兄「稼いだ金が家族の役に立った時、だね」
姉友「趣味はなんですか？」
兄「趣味というか、ライフワークは、家族のためにすること全般かな？」
姉友「好物は」
兄「家族と食べる料理、もしくは家族が作った料理」
姉友「好きな人は？」
兄「家族みんな」
姉友「なんでそんな人間離れしてるんですか？」
兄「あらゆる意味で家族のためさ」
姉友「生き甲斐は？」
兄「家族そのもの」
姉友「家族以外に何かないんですか!?」
兄「これっっっっぽっちもないね!!!! 僕の全ては家族のためにある!!!!!!」
姉友「自信満々に言い切った！」
弟「けっ」
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