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姉友「なにこの人弟君と同類?」
弟「こんなクソ野郎と一緒にしないでください!!」
兄「いやぁ、そんなに誉められると照れ臭いなぁ」
姉友「うーん…………とりあえず姉は大変だってことがよく分かった」
姉「まぁね……」
姉友「えーと、それじゃあ恋人も居ないんですね?」
兄「そうだね、恋人なんていなくても、僕には家族が居るから十分――――」
「もう、ようやく見つけました!!」
姉友「? 誰?」
兄「あ…………」
仙道「もー、一緒に初詣に来たのに、一人で勝手にいっちゃうんですから!!!! 全く!!」
兄「や、ごめんごめん。弟妹の匂いを察知してさ」
仙道「置いていかれるこっちの身にもなってください!!」
姉「誰? お兄ちゃんの知り合い?」
仙道「……もしかして、いつも話題にしている弟妹さんですか?」
兄「うん、そうだよ。この二人が僕の可愛い弟妹さ」
仙道「そうですか。はじめまして、仙道と言います。お兄さんにはいつもお世話になってます」
姉「あ、あなたが……! いつも兄がお世話になってます。妹です」
弟「はじめまして、赤の他人です」
仙道「へ? 弟さんじゃないんですか?」
弟「はい、俺とこのクソ野郎との間には血の繋がりなんて全くないです」
姉「またそういうこという」
弟「でも姉ちゃん」
仙道「? ? ?」
姉「ほら仙道さん困ってるじゃない。えっと、ちゃんと三人兄弟です」
弟「そこの男と血が繋がってるなんて認めたくないけどな!!!!」
仙道「…………えっと、あの子が、いつも話している『素直で優しくてお姉ちゃんっ子の可愛い弟』さん、ですよね?」
兄「そうだよ?」
弟「うっさい死ねクソ野郎!」
仙道「…………」
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