プロローグ

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プロローグ

恋というものは信じていいものだろうか。 私がそう疑問を持ち始めたのは、あるきっかけが原因だった。 そのあるきっかけは私自身を変えるほどの衝撃であり、絶望的だった。 まるで、悲しい思い出という花言葉の彼岸花に私の周りを囲まれているかのように。 時は遡り、一年前。私が高校一年生のときだった――
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