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「村瀬、この人は坂下俊也。俺らの1つ年上で、俺の幼なじみ。
でもって、サッカー部の次期部長!!」
俊ちゃんを紹介しているのに、何故か俺が胸を張ってしまう
なんたって、俊ちゃんは俺の自慢だからな!!
「おいヒナ、まだ決まってないんだから変なこと吹き込むなよ」
「えー、でも俊ちゃんに決まるだろ?一番サッカー上手だし」
「もう…おだてても何も出ないからな?」
そう言って俺を小突く俊ちゃん
俺はそんな俊ちゃんにヘラッと笑い掛けた
「…俺、村瀬蒼ッス。陽多と同じクラスでサッカー部に入る予定ッス」
いきなり話しだした村瀬は不機嫌そうに見えた
……何で?
「あぁそうなんだ!!これからよろしくな!!」
俊ちゃんは爽やかに笑って、そのまま右手を差し出す
「…よろしくお願いします」
村瀬はその右手をゆっくりした動作で握り返した
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