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しかし、学校中から王子様と噂される村瀬だが、俺の前ではそんな雰囲気がなくなり、黒い笑みを浮かべて毎日のように俺を嘲笑うのだ
あぁーむかつく
そういえば、俺がいいなって思った女の子は、ことごとく村瀬に落とされていった
あれ絶対わざとだ
だって、俺と女の子が話してるのを村瀬が見た次の日から、村瀬はその女の子に近付くようになるんだぜ?
そんなに俺に彼女作らせたくないのかよ…
いいさ、いいさ!!!!
俺にはサッカーという恋人がいるからな!!
もう残っているのはお前しかいない!!
そう、俺が唯一村瀬と対等になれるのは、もはやサッカーしか残っていなかった
俺は一生お前(サッカー)だけを愛し続けるよ
俺が心の中でそう誓い、うんうんと頷いていると、ふいに誰かに肩を叩かれ、俺は現実の世界に戻ってきた
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