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後ろを振り向くと、眩しい位キラキラした金髪の男――三宅葵<ミヤケ アオイ>が不思議そうな目を俺に向けていた
「何クラス分けの紙の前で百面相してはるん?」
葵とは中学の頃から友達で親友だ
中2の時に葵が大阪から転校してきて、俺と意気投合
それ以来ずっと一緒に居る
ちなみに葵もサッカー部だったりする
「葵…いや、自分のクラスに嫌な名前を見付けてしまって…」
「嫌な名前?……あぁー、村瀬かいな。そりゃ運の悪いことやなぁ。
でも陽多のクラスの名前、もう一回よぉーく見てみぃ?」
そう言うと葵はニヤッと笑い、顎でクラス分けの紙を指す
「えっ?誰か居たっけ………あっ!!」
もう一度紙をよく見ると、そこには「三宅葵」とはっきり書いてあった
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