#01 嫌い×嫌い

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後ろを振り向くと、眩しい位キラキラした金髪の男――三宅葵<ミヤケ アオイ>が不思議そうな目を俺に向けていた 「何クラス分けの紙の前で百面相してはるん?」 葵とは中学の頃から友達で親友だ 中2の時に葵が大阪から転校してきて、俺と意気投合 それ以来ずっと一緒に居る ちなみに葵もサッカー部だったりする 「葵…いや、自分のクラスに嫌な名前を見付けてしまって…」 「嫌な名前?……あぁー、村瀬かいな。そりゃ運の悪いことやなぁ。 でも陽多のクラスの名前、もう一回よぉーく見てみぃ?」 そう言うと葵はニヤッと笑い、顎でクラス分けの紙を指す 「えっ?誰か居たっけ………あっ!!」 もう一度紙をよく見ると、そこには「三宅葵」とはっきり書いてあった .
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