259人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「あ、葵!!あれ!俺と同じクラス!」
俺は嬉しさを抑えられず、きらきらした目で葵の方を振り向いた
振り向くと葵も人懐こそうな笑顔を浮かべていて、「これから1年よろしくなぁ~」と言ってくれた
そのことに俺の嬉しさはさらに急上昇!
俺は感動のあまり葵に抱きついた
「葵がいてくれてよかったー!!おぉ~心の友よ~!!!」
「お前はどこかのガキ大将かいな」
笑いながらツッコミを入れつつも、俺を抱き締め返して頭を撫でている葵
大の男同士が抱き合っている姿はきっと奇妙なものだっただろうが、俺にはそれを気にする余裕はなかった
あぁ…神様ありがとう!!
「…そんなところに突っ立ってられると邪魔なんだけど?」
俺の幸せな気持ちをぶち壊したのはいつも俺に嫌味を言ってくる憎らしい声だった
.
最初のコメントを投稿しよう!