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「なぁ、あんた名前何ていうんだ?」
自分の席に座って、今までの行動を見直してた俺の右隣から声が聞こえた
俺が声のした方に顔を向けると…
男の俺でも見惚れてしまう程の男前がいた
綺麗に切り揃えられ、爽やかな印象を与える髪は、闇のように黒く、さらさらと揺れるストレート
鼻筋が綺麗に通り、切れ長の目の奥にある瞳もまた漆黒
同い年とは思えない程、大人な雰囲気を纏うそいつは真っ直ぐ俺を見ていた
「…なぁ、聞いてる?」
「へっ?あっ、ごめん。俺は野崎陽多。お前は?」
まさか見惚れてたとは言えるはずなく、たどたどしく謝る俺
「俺は村瀬蒼。これからよろしくな」
そう言って、右手を差し出す村瀬
それを見て俺の気分は急上昇!!
友達第1号だ!!!!
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