#01 嫌い×嫌い

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「悪い、待たせたな」 「全然♪じゃあ行こうぜ!!」 俺はニコニコと笑いながら答え、歩きだす 村瀬はそんな俺を見て、小さく微笑んでいた あぁ、認めてやるよ この時の俺は確実に浮かれていた だって、気の合う友達に大好きなサッカー、そしてサッカー部には俺の大好きな人が居ると思えば、浮かれずにはいられないだろ…? 「うわぁー、やっぱり中学の時よりグラウンドもでかいなー」 「すげぇな。流石名門校」 そうなのだ 俺たちの学校はサッカーの名門校で、力を入れているため、設備が半端なく良い うん、ここに入学して本当に良かった 「おっ?俊ちゃーん!!!!」 俺はその大きなグラウンドを走っている人物を見付け、手を振った .
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