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威圧感に圧倒されて一歩下がる。
またもや何かにぶつかった。
「……こんにちは。ご機嫌いかが?」
「上々だよ」
無骨な顔がそこにあった。ひきつり笑いで誤魔化しても意味はない。
場所は細い路地。
前方、後方。完全に塞がれた。
「大将、俺がその変質者だって言いたげだな」
見苦しい。今の自分程変態という人間がいるだろうか。
「だいたいぃぃぃぃぃぃっっ!!?」
聞き苦し言い訳を遮る一握り。
俺の大事な息子を鬼の様な拳が包み込んでいた。
「真っ裸にコート。変質者の他に何だというのか……ねぇ!」
「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
その先の記憶はありません。
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