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数少ないと言うのは、里桜は中学時代不良と噂されていて近寄って来る者が居なかったのだ。
海月が亡くなって以来、里桜の周りに二人だけの友人しか居なくなってしまった。
その1人というのがこの…。
里「ワリィ朱、遅くなった」
朱「いいよ、オレが少し早すぎたみてぇだし」
朱一だ。
朱「なぁリオ」
リオと言うのは里桜のアダ名だ、親しい者にはそう呼ばれている。
が、これを初めて呼んだのが海月だった。
里「ん?」
朱「そろそろ命日じゃないのか?」
里「あぁ、解ってるよ…」
朱「まだ…自分のせいだと思って…」
里「言うな…何も…」
朱「すまねぇ…」
ドンッ
里 朱「っ!!」
二人は急に後ろから背中を思いきり叩かれる。
...
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