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「そぉら落ちろ!」
トムリアットはビームライフルを放つ。
それをバイアランは思いもよらず軽く避ける。
「早い!?」
さらにトムリアットは集中砲火を浴びせる。
「この機体…体格の割に敏感だなぁ」
アユミはバイアランに感心しつつも、反撃の体制をとる。
「これでどうかな!」
バイアランは腕に内蔵されたメガ粒子砲を放った。
高出力のビームがトムリアットを掠める。
「うおっ!なんて攻撃だ…」
「当たったら一溜まりもねぇぞ!」
「助けを呼べ!そんで時間稼ぎだ!」
トムリアットは三機同時にミサイルをバイアランに発射する。
爆発音とともに、凄まじい爆煙に包まれるバイアラン。
「…やったか?」
「へっ、時間を稼ぐ必要も……な、なにぃ!?」
爆煙が晴れると、そこにはビームサーベルを構えたバイアランがいた。
見るからに無傷。
「秘技、切り払い…なんてね!」
アユミはミサイルをすべてビームサーベルで落とすという偉業を成し遂げた。これは本人すら予想しておらず、一か八かの賭けだった。思わずしたり顔をするアユミ。
「ば、化け物か…」
「ひとまず退却だ!俺たちじゃ歯が立たん!」
トムリアットは一目散に逃げようとする。
「逃がさないよっ!」
バイアランは急接近し、トムリアットの左腕を次々切断していく。
「ば、バランスが!」
「おちるうううぅぅぅ………」
トムリアットは体制を崩し、落下していった。
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