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それを互いに避け、アッシマーが上を、バイアランが下を取る状況になった。
「いただく!」
アッシマーが大型ビームライフルをバイアランに向かって連射する。
「簡単には当たんないよ!」
バイアランはビームをかいくぐり、ビームサーベルで下から突き上げる。
「それはこちらの台詞だ」
バイアランの攻撃を回避し、アッシマーは裏拳をかました後に回し蹴りを繰り出した。
「あぁっ!」
大きく吹っ飛ばされたバイアランは空中で受け身を取り、体勢を立て直す。
「さすがに一筋縄じゃいかないか」
「あいにく、その機体のクセは分かってるんでな」
「もともとそちらの物でしたっけ!」
バイアランはメガ粒子砲を連射する。
「詰めが甘い!」
アッシマーはボクサースタイルでビームを紙一重で避けつつ接近していく。
「くらえッ!」
アッシマーは腕を振りかぶって強力なパンチを繰り出す。
バイアランは思わず左腕で防御したが、ダメージを受けた左腕は一撃で破損してしまった。
「左腕が!なんてパワーなの!?」
「おしまいだ、アユミ・カザハラァ!」
アッシマーはすかさず右足を高く振り上げ、かかと落としを決めた。
「ぅゎあぁぁぁっ!!」
バイアランはその直撃をくらい、真下に落ちてゆく。
その姿はもう見えない。
「…惜しかったな」
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