第3話~その名はクアドリガ~

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と、いろいろあった後、クアドリガはエスペランサ支部を離れることに。 「今回の買い物はさんざんだったな」 カーネルが冗談混じりで笑う。 「まぁな。ただ、無駄な買い物じゃないと信じてるぜ」 ボブも同じく笑う。 「じゃ、そろそろ行くとするかねぇ。また何かMSが入ったら寄るからな」 「おう、楽しみに待ってるぜ」 カーネルがアウドムラに乗り込んだ後、すぐに飛び立っていった。 「…やれやれ、今回は戦力増強にならんかったな」 ボブはため息をつく。 「俺はまだまだザクかぁ…」 「おっさん!」 「ん?」 ボブが振り返ると、後ろにアユミがいた。 「アユミか、どうした?」 「いや、その…おっさんたちに心配かけたなって」 「そりゃもちろんな。だが、お前さんが無事なだけで十分さ」 「…え?」 「さぁさぁ、しみったれた話はなしだ。そろそろメシにしようぜ」 「あ、うん」 アユミとボブは施設の中へと戻った。
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