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今日は寒いねと言って
寄り添う君と
ホントだねって寄り添う私
しっかりと手を握り合って
顔を背けて
二人でたった一つの時間
ゆっくり歩く帰り道
『あ、流れ星』って
君は空を指差して
つられて私も
『綺麗だね』って
君に身体を預けて
消え去る星に願い事
ねぇお願い
このまま瞬間〈ﾄｷ〉を止めさせて
そんなのは
無理って事位わかってる それでも…
あの時と全く同じ星空の下
失ったモノがただ一つ
差し出した手は
虚しく宙をさ迷って
一人でたった一つの時間
空を見上げて息吐いて
『綺麗な夜空』って
私は小さく呟いて
ありもしない流れ星に
もう一度だけ
叶えてくれます様にと
前とは違う願い事
ねぇお願い
戻して欲しいのあの瞬間〈ﾄｷ〉に
そんなのは
無理って事位分かってる それでも…
ねぇお願い
壊して欲しい この瞬間〈ﾄｷ〉を
ねぇお願い
あの瞬間〈ﾄｷ〉の気持ちを
もう一度だけ…
今日は寒いねと言って
寄り添う君は
私の隣にもういない…
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