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そんなこんなで家に着くなり走ってくるお母さん。
「ど、どうなったの面接!」
「うーん…。一応、受かった、よ?」
返事に歯切れがないのは、きっとあのことがあったせい。
そんなことはつゆ知らず、お母さんは喜びの表情を見せる。
「私、夜耶が受かったの知ってたのよー♪」
「えっ、なんで?」
受かったなんて両親はおろか友達にすら言っていないのに。
お母さんは続ける。
「店長さんから電話があったわよー♪なにか用事があるようだったから後で掛け直しなさいね。」
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