First~始めに

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時間はまわる 夢か現か 時間はとまる 僕たちを置き去りに… 春に花びら 夏に海風 秋に紅葉 冬に粉雪 変わらない変化 暗い石畳 音が寂しくて ブリキの玩具は壊れる どんなときだって僕のもの 嘘だって僕の特権 言葉はめぐる 陰か日向か 言葉はおわる 僕たちを遺して… 春の桜は暖かく 夏の熱に浮されて 秋の落ち葉は涼しく散り 冬の白さは冷たく積もる 残らない変化 硬い鉄格子 囚われた僕ら サーカスが始まりを告げ 嘘が嘘に塗り隠される 真実は僕の手の中に 一夜だけの影 幻の彼方 ひとときの休息は去り 表裏の顔は身を潜める 嘘と真実の狭間で… poetry 虚実 write by 椿姫 リア友椿姫さんが、この駄作品のために書いてくれました。 椿姫さん、ありがとうございます<(_ _)>
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