野球のボール

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校庭で歩きながら友達と話しているとき白いものが降ってきた。 私の頭に何かが直撃した。 ドッカーーン。 校庭で倒れた私を抱えて男の子は保健室へ運んでくれた。 キーンコーン。 カーンコーン。 友達はチャイムが鳴ると男の子に任せて先に教室に戻った。 男の子は、私が起きるまで、ずっと傍にいてくれてた。 目が覚めたとき、すでに放課後になってた。 「あれ?私…たしか校庭にいたはず。」 ベッドから起きあがると男の子が隣りに居た。 「ごめん。俺がホームラン打ったせいで…野球のボールが当たるとは思ってなくて…ほんとゴメン。」 男の子は謝り頭を下げた。
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