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ここはとある村だ。
この村には色々な住民が住んでいる。
例えば、気さくな住民、ゲンキ。
力持ちのリキ。
秀才のガク。
自然の妖精、リョク。
とにかくよりどりみどりだった。
この村の住民たちは、どんな困難も、皆で乗り越えてきた。
例をあげるとしたら、森の大きな木が村に、倒れる、という事件もあった。
しかし、完全に倒れる前に、リキが木の真ん中を持った。
木はすごく長く、そこには、リキとゲンキしかいなかった。
皆は、村から遥か遠くにある、オトオク山にハイキングに行っていた。オトオク山は、森とは反対側にある。
ここでゲンキの出番だ。
ゲンキは急いで木の上に登り、オトオク山の方に駆け出した。
ゲンキには、こっちに行けばオトオク山に着くことくらい、分かっていた。
一方、オトオク山では、これまたハプニングがあった。
巨大熊が襲ってきたのだ。
ハイキング組は、ここにゲンキがいてくれたら…と思った。
そこにやっとゲンキが着いた。
ゲンキは来た瞬間、危ないことを察知し、皆を避難させ、殴り蹴りで見事熊を撃退させた。
ゲンキは皆に木の事を話して、皆を村に帰らせた。
皆の影が跡形もなく消えた後、ゲンキは熊をひょいと持ち上げて、皆のいった後を追った。
一方リキは、バランス感覚も良いため、木は落とさずに済んでいた。
リキは辺りを見回して、村の皆を見つけ、急いで助けを求めた。
ゲンキは皆に見付からないように、熊を自分のテントに放置しておいた。
ちなみにここの村は家ではなくテント暮らしだ。
しかし、普通とは違うテントで、広く、大きいので、人は軽く、2~30人は入れるのだ。
後、ここは、スーパーではなく魚屋、肉屋、野菜屋等に分けられている。
食料も、現実世界とは変わらない。
さてそんな話はともかく、ガクとリョクでどうにか一時はなんとかなり、燃やして木を無くす案を思い付いた。
ゲンキは油と水と木の棒を持って根っこの方にかけていった。
何回も木の棒に摩擦熱を加え、やっと火がついた。
根っこの方に着いたので、根っこに油を注ぎ、そこに火を付けた。
火のついた棒は、水に浸けておいた。
火はしだいに木を燃やしていった。
ゲンキは急いでリキの方にかけていった。
ガクは燃えない紙をリキに持たせた。
時間を省略させてもらい、火はとうとう枝の先にまで来た。
リョクは地面を掘っていたかと思うとそこから温泉が湧き出た。
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