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我を忘れて私は彼を押し倒し、さらに力を込めて自分の目にねじ入れようとしている両手を必死に押え、
「だれかっ!だれかぁぁ!たすけてったすけてぇ!!」
と絶叫していました。
子供とは思えない力でした。
揉みあう内に、彼は自分をとりもどしたのでしょうか。
ふいに「目が痛いよー!痛い痛いよーー!」と泣き出しました。 今ケガに気がついたように。
すぐに病院に連れて行き、失明を免れることはできましたが、後遺症は残ってしまいました。
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