【 クラシマヒサユキ 】

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子猫たちもおっぱいからご飯になって、トイレも自分で出来るようになって、いよいよ一匹二匹と貰われていき、うちで飼う事になった一匹除く、オスメスきょうだいの仔猫二匹も、ある日、急にお迎えが来ました。 猫を迎えに来たのは見知らぬ男の子でした。その時間、家には私と弟だけでした。 「Aが貰ってこいといった」 と彼はやってきました。たぶん5年生くらい。 私が6年で弟が4年。どちらとも同級生では無かったので、それより上にも下にも見えない。 だからAさんの5年生の弟なんだと思ったんです。
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