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「…してないわ。」
少女にしては妙に大人ぶった口調で言う。
きっと無理してるんだ
僕は直感的にそう思って少女の肩を掴み、顔をのぞきこむ。
「無理しなくていいんだよ?お父さんかお母さんを呼んだ方がいい?」
僕がそう言うと少女から出て来ると思った言葉は…
ありがと
大丈夫
どちらかと思っていた。
だが…
「触るんじゃないわよ!私は立派な高校生よ!あなたと同じよ?上井 康介!」
「えっ?何で俺の名前。」
僕が呆気にとられていると少女は舌打ちをして立ち上がった。
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