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紫
「それなら、まだなんとかなるわね……いざとなったら私が出れば」
紫はレミリアの言葉に少しだけ安心した
レミリア
「ほら、安心したなら早く部屋から出て行きなさい」
レミリアがそう言うと紫は克也を抱えてスキマを作った
克也
「ありがとう、レミリアちゃん」
克也はニコッと微笑んで言うと紫はスキマの中に入って消えた
レミリア
「あら、運命が変わったわ……教えなければ良かったかもしれないわね」
レミリアの言葉は誰にも聞かれずにそのまま消えた
紅魔館 廊下
満月
「………」
満月は執事服を着て廊下を歩いていた
満月
「………紫姉さん、見てないで出てきたら?」
満月は立ち止まり何もない空間を見て言う
紫
「あら、バレちゃったわね」
紫は何処か楽しそうに言う
満月
「………紅華は何処に居るんだ?」
満月は紫を見ながら聞いた
紫
「博麗神社よ、境界を弄ってなんとかしたけど……目を覚ますのにもう少し掛かると思うわ」
紫は抱いてる克也を撫でながら言った
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