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???
「普通じゃない、自分でも分かってる癖に」
そんな声と共に黒と蒼が混ざり合った髪の少年が木の上から飛び降りて着地した
霊夢
「私は普通よ!!」
何処か恐れているかの様に霊夢は怒鳴って言う
???
「普通ねぇ、努力もしないのに強くなって異変を解決して妖怪に好かれる……普通か?」
深紅
「何が言いたいんだよ、強い弱いは分からないけど、妖怪とかそういうのに好かれるのは悪い事じゃない筈だ」
???
「確かに悪い事じゃないが……普通じゃないよな?」
少年は答え合わせをするかの様に霊夢に問い掛ける
霊夢
「………違う、私は普通」
霊夢は弱々しく呟いた
???
「分かんねぇ奴だな、生まれた時から幻想郷を守るという使命を持って生まれた時点で普通じゃない……普通の人間じゃ駄目なんだよ」
少年は酷く冷めた声で言い放った
深紅
「お前に人間の何が分かるんだよ、霊夢は何処からどう見ても普通の人間だ!!」
???
「ハッ、そうかよ……まぁ、俺にとってはどうでも良いんだけどな」
少年は鼻で笑って言った
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