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紅魔館 レミリアの部屋
レミリア
「あら、何の用かしら………満月」
満月
「率直に聞く、俺の事を覚えているか?」
満月は少し悲しそうな表情でそう言った
レミリア
「えぇ、此処では私とフランだけが貴方の事を覚えているわ」
満月
「そうか」
レミリア
「唐突にそんな事を言うなんてどうしたのかしら?」
レミリアは不思議そうな表情をしてそう言った
満月
「フランに聞いたんだ、俺が殆どの人から忘れられているってな」
レミリア
「そうでもないわよ、スキマ妖怪に花の妖怪、克也にゼロ、そして私達が覚えているからね」
満月
「そうか、ありがとう」
満月はそう言ってニコッと微笑む
レミリア
「べ、別に礼を言われる事じゃないわよ……貴方が元気じゃないとフランも元気じゃなくなるからそう言っただけよ」
満月
「それでも、ありがとう……レミリア」
レミリア
「ッ~~~、用事が済んだなら早く出て行きなさい、私はこれから一眠りするの」
レミリアは顔を赤くしながら早口で言う
満月
「分かった、お休み」
満月はそう言うとレミリアの部屋を出て行った
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