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蒼い光が収まると満月が蒼い花を束にして持っていた
幽香
「えっ?」
満月
「ちょっと用事が出来たから、戦うのはまた今度」
満月はそう言うと幽香に蒼い花の束を渡し、駆け出して何処かに行った
幽香
「………約束は覚えていたのね」
そう言った幽香はどこか嬉しそう蒼い花の束を抱きしめた
森
満月
「……何の用だ、紫」
紫
「……もう姉さんとは言ってくれないのね」
紫は悲しそうな表情をしていた
満月
「……俺の計画は許されるモノじゃない例え、紫が許すと言っても俺は自分を許さない」
紫
「なんで、そこまでして……」
満月
「守れなかったんだ、守れたのに……助けれたのに………俺は助けれなかった、いや……助けなかったんだ」
満月は俯いて握り拳を造り、その握り拳からは血が垂れている
紫
「満月……」
満月
「今度こそ守るんだ、例え………それが間違っている事だとしても……俺はやり遂げてみせる」
そう言った満月の目は殺気に満ちていた
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