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満月
「やってみろよ」
満月が顔を上げてそう言うと展開されたスキマからは、レーザー弾幕が放たれていく
満月はそんな中、身体中に刺さっている武器を全て鎖で抜くとそれを盾にして紫に向かって走る
克也
「紫お姉ちゃんの所には行かせないよ!!」
克也は両手に扇子を持って満月の前に立ち塞がる
満月
「克也、お前もゼロ達みたいに狙われるぞ」
克也
「僕は紫お姉ちゃんの役に立てるならどうなったって構わない」
克也は笑顔でそう言った瞬間に満月は容赦なく、刀で胸を貫いた
紫
「克也ちゃん!?止めなさい、満月!!」
満月
「…………」
満月は何も言わずに刀を乱暴に抜くと鎖で持っている全ての武器を克也に刺した
満月
「ッ………目の前で大切な人を守れない気分はどうだ、紫」
紫
「胸糞悪いわ、貴方を殺しても収まりそうにないわ……」
紫がそう言ってスキマの中に克也を入れた
満月
「………そうか」
満月はそう言うと紫に向か切り掛かるが紫は傘で簡単に防いだ
紫
「だから、貴方の心が折れるまで殺し続けてあげるわ」
そう言った紫の笑顔は狂気に満ち溢れていた
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