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紫
「あら、面倒ね」
紫は腕に纏わり付いた鎖を見ながらスキマから手を抜き、スキマを閉じると鎖が切れた
それと同時に満月の胸に刺さっている刀の様なモノが抜け、血が滝の様に流れるがすぐに傷口が治っていった
満月
「クソッ、まだ弾幕が続くのか……そろそろ結界がヤバいな」
満月は口の血を拭いながら徐々に皹が広がっていく結界を見ながら、新たな蒼い水晶玉を取り出した
紫
「次はどうやって防いでくれるのかしら?」
紫は一度スキマを全て閉じると、刀の様なモノを満月に投げつけると、刀が砕けた数百の破片が満月に向かう
満月
「………知らねぇな」
満月はそう言って結界を消すと、刀の破片を避けながら紫に向かって駆け抜ける
ゼロ
「行かせません!!」
そんなゼロの声と共に真上から満月に向かって大鎌が振り下ろされるが、満月はそれを蒼い水晶玉で防ぐが蒼い水晶玉は壊れた
その壊れた蒼い水晶玉からゼロを縛る様に糸が絡み付き地面に倒れた
満月
「………」
満月は地面に倒れているゼロを尻目に何も言わず、紫に向かって駆け出した
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