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紫
「なんで、此処が分かったのかしら?」
霊夢
「アンタが克也を家に落としたから、克也に大体の理由と場所を聞いて来たのよ」
霊夢はそう言ってため息を吐き、満月を睨む
紫
「克也ちゃんの治療は誰がしてるのよ?」
霊夢
「魔理沙」
霊夢はそう短く答えると、満月に向かってお札を投げた
満月はそのお札を蒼い炎で燃やすと、紫に向かって1本の刀を投げる
紫はそれを最低限の動きで避けると、刀が輝き出した
満月
「………そう避けてくれると信じてた」
満月が小さくそう呟くと、輝いた刀が鎖になり紫の身体を縛り上げた
霊夢
「紫!?」
霊夢は紫を助ける為に一歩踏み出した瞬間に、満月が霊夢の前に現れて刀を構えた
満月
「…………」
霊夢
「邪魔ね、本当に」
霊夢はため息を吐いて面倒臭そうにお札を構える
紫
「霊夢、気を付けなさい……満月の戦闘経験は中々のモノよ」
霊夢
「分かってるわよ………だから、殺す気で行くのよ」
霊夢はそう言った瞬間にお札を四方八方に投げると、袖から針を取り出して満月に向かって駆け出した
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