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紫
「………その程度かしら?」
紫がそう言うと満月と紫、体勢が崩れたゼロを囲む様に数十のスキマが開かれると、スキマから白い針が数十本ずつ満月に向けて放たれる
満月はそれを気にした様子もなく、身体中に白い針が突き刺さりながらも捕まれている腕を真っ赤な鎖を鋭く尖らせて切り落とし、もう片方の腕で紫を下に殴り飛ばした
しかし、紫はすぐに自身の後ろにスキマを開いてその中に入ると紫は不気味な笑みを浮かべて、そのスキマをすぐに閉じて消えた
それと、同時に満月の回りに展開されていたスキマも消えた
ゼロ
「隙だらけですよ、師匠!!」
そんな言葉と共に大鎌が満月の後ろから振り下ろされるが、満月に生えている真っ赤な翼から鎖が飛び出して大鎌を受け止める
満月
「邪魔だ」
満月はそう言うと大鎌と一緒にゼロを地面に叩き付けた
霊夢
「私も居るわよ!!」
霊夢はそう言うとお札を満月に向かって投げつけていくが、満月はそれを真っ赤な鎖で貫いていく
しかし、パチンッと扇子が閉じる音と共に満月の真っ赤な翼に突き刺さっている白い針が、破裂して満月は地面に向かって吹き飛ばされた
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