ヒッチハイク

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CDにも吹き込んでも良いくらいの、良く通る美音だ。 しかし、俺達にとっては、恐怖の音以外の何物でもなかった。 「あの大男の…」 「だよな」 「探してるんだよ、俺らを!!」 再び俺たちは、猛ダッシュで森の中へと駆け始めた。 辺りがやや明るくなったせいか、以前よりは周囲が良く見える。 躓いて転ぶ心配が減ったせいか、かなりの猛スピードで走った。
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