ヒッチハイク

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しかし、一向に女の子の泣き声が止まらない。 あの子が変態一家にどうにかされるのではないか?それが気が気でならなかった。 男子トイレに誰かが入ってきた。声の様子からすると父だ。 「やぁ、気持ちが良いな。ハ~レルヤ!!ハ~レルヤ!!」 と、どうやら小の方をしている様子だった。 その後すぐに、個室に入る音と足音が複数聞こえた。双子のオッサンだろうか。最早、女の子の存在は完全にバレているはずだった。 女子トイレに入った母の 「紙が無い!」 と言う声も聴こえた。 女の子はまだ泣きじゃくっている。
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