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やがて父も双子のオッサン達(恐らく)も、トイレを出て行った様子だった。
おかしい。女の子に対しての、変態一家の対応が無い。
やがて母も出て行き、変態一家の話し声が遠くになっていった。
気づかないわけがない。女の子はまだ泣きじゃくっているのだ。
俺とカズヤが怪訝な顔をしていると、父の声が聞こえた。
「~を待つ、もうすぐ来るから」と言っていた。何を待つのかは聞き取れなかった。
どうやら双子のオッサンたちが、グズッている様子だった。
やがて平手打ちの様な男が聴こえ、恐らく双子のオッサンの泣き声が聴こえてきた。
悪夢だった。楽しかったはずのヒッチハイクの旅が、なぜこんな事に…
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