ヒッチハイク

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ふいに大男が叫んだ。 俺は頭を引っ込めた。ついに見つかったか!?カズヤは木の棒を強く握り締めている。 「そうだそうだ!!」 「罪深かったよね!!」と父と母。 双子のオッサンの笑い声。 「泣き叫んだよなァァァァァァァァ!!」と大男。 「うんうん!!」 「泣いた泣いた!!悔い改めた!!ハレルヤ!!」と父と母。双子のオッサンの笑い声。 何を言っているのか?どうやら、俺達の事ではないらしいが… やがてキャンピングカーのエンジン音が聴こえ、車は去ってった。 辺りはもう完全に明るくなっていた。
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