ヒッチハイク

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その夜は、2時間前に寂れた国道沿いのコンビニで降ろしてもらって以来、中々車が止まらず、それに加えてあまりの蒸し暑さに、俺達はグロッキー状態だった。 暑さと疲労の為か、俺達は変なテンションになっていた。 「こんな田舎のコンビニに降ろされたんじゃ、たまったもんじゃないよな。これならさっきの人の家に、無理言って泊めてもらえば良かったかなぁ?」 とカズヤ。 確かに先ほどのドライバーは、このコンビニから車で10分程行った所に家があるらしい。 しかし、どこの家かも分かるはずもなく、言っても仕方が無い事だった。
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