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電源を押し、自動を押したらお湯が出てきた。勢いが無かったので止めて、蛇口を捻る。
温度を39に設定して、浴室を出ようとして立ち止まった。
上を見上げて、口を開けてしまう。
小さな小窓から、夜空が見えた。
感心しながらリビングに戻り、ネクタイを外してつまみをテーブルに置いている長谷部に声をかけた。
「すごいな小窓。曇らないのか?」
「どうだったかな。気にしたことがない」
「なんかムカつくな」
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