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驚いたように俺を見下ろす長谷部に、笑みを浮かべた。
「岬のことは大好きなんだが、困ったことに長谷部も好きなんだ」
「なんだ…それは…」
呆れる長谷部に、田所が後ろから蹴りを入れた。
驚いた俺と長谷部に、田所は満面の笑み。
「シノをさらいに来たのに、あんたがいるからシノに振られたじゃん。ムカつくから火曜日まで来ないでよね。水曜日の夕方6時に来たら、シノ返したげる」
遅刻したら誘拐するから、なんて笑顔で脅す田所に笑った。
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