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「俺に本気でもないくせに、何を企んでる?」
エレベーターから降りて、喫煙スペース横の自販機に向かった。
「好みなんで。ちょっと抱いてみたいかなー、なんて」
コーヒーを二本買い、一本を相馬に投げた。
「そういうのは社外の人間にしろ。いい加減スキンシップが煩わしい」
「ひどいなー。一度相手してくれたら、止めますよ」
肩を竦めてコーヒーのプルに手をかけたら、スッと相馬の顔が近づいて離れた。
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