至福

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「バカ、まずはお帰りのキスだ」 田所の唇にキスを落とし、力強く抱き締めた。 「足りないってシノ。ただいまのエッチだよ」 「相変わらずだな。好きだ岬」 「俺も大好き、早くしよ」 そのままベッドになだれ込み、お互いの服を性急に脱がして抱き合った。 唇を何度もむさぼり、好きだと囁く度に心が満たされていく。 夢のような瞬間だ。 抱きながらも、涙が止まらない俺に田所は笑っていた。 その笑顔が、俺は大好きなんだ。 .
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