裏切りと対戦

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「どうして?同じ仲間じゃない!?」 「俺等もついこないだまでそう思ってた。 「じゃぁどうして?」 「アズサは自分の手で姉さんを殺害したんだ。」 「えっ?」  ユウの言葉に言葉を失うエミ。 「僕等もついこないだ知ったばかりなんだけど、 アズサ、組織一員だって姉さんにばれて、喧嘩して...」 「じゃぁ、どうして?どうしてあたしたちには 『姉は殺されたの』 って言ってきたの?可笑しいじゃない!」 「そんなの俺等にも分かんねーよ」 しばらくの間沈黙が続いた。 3人は裏切られた苦しみに耐えるばかりだった。 近くを走る列車の音だけが部屋中に響き渡った。
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