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「うっ…」
再び春馬が目を覚ますと、そこには賑やかな街並みが並んでいた。
しかし歩く人々は皆昔の中国の服装であり、街並みも春馬が資料で見た事のある三國志の街並みであった。
「あの爺さんほんまに飛ばしやがった…」
春馬は苦笑いを浮かべながら立ち上がり、歩く若者の一人に問いかけた。
「あの、すんません、ここは何て街で、今は何年か分かりますか?」
「え?ここは張魯様の治める漢中ですよ、今は羅神元年です。大丈夫ですか?」
春馬の問いかけに若者は春馬をじろじろと眺めて言った。
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