羅神

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「う…ここ…どこ…?」 男が目を覚ますと、そこは暗闇が広がる空間であった。 「…あんた誰?」 そんな暗闇にポツンと男の目の前に、胡坐をかいて座る老人を見て、男は問いかけた。 「儂?儂は羅神、時と運命を司る神」 「…は?」 老人のニッカリ笑って言う言葉に、男は首を傾げた。 すると老人は話し始めた。 「お主自分が死んだ事覚えてる?」 「えーと…」 老人の言葉に男は頭を回転させ、記憶を辿った。
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