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｢からかわないでよ｣
清水は笑った
清水優香(ｼﾐｽﾞ ﾕｳｶ)
俺も清水はかわいいと思う
クラスでも一番と言っていいほどモテモテだ
でも、この時はまさか俺らが付き合うなんて思いもしなかった
俺が何を話せばいいか迷ってるとき
いきなり友達が携帯を俺の手から奪った
｢しーみずっ！｣
｢え？あっ、なに？｣
｢俺、クラスの前田！｣
｢恭介？みんなで遊んでるんだね｣
｢まぁね。で、なんで電話かけたかと言うと…今から阿部侑真が清水優香に告白します！｣
……………え？
こ、告白!!!?
は!!!?こいつ興奮のしすぎで頭狂ったか!?
｢…えぇ!!!?ちょっ…恭介？意味が…｣
｢はい侑真！がんばー｣
どうしたらいいんだよ！
告白って…別に好きじゃないし
まず俺、かっこよくないし
完全にフラれるだろ！
どうしたらいいんだよぉ!!!!
｢あの…侑真くん？｣
あぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!
もういい!!!!やけくそだあ！
｢好きです!!!!!!付き合ってください!!!!!!｣
｢ウチで良ければ…｣
あー。良かったぁ。
フラれなくて…。
…フラれなくて？
えぇぇぇぇぇぇえ!!!!!?
え？え？
俺、ＯＫされたの？
ここは…喜ぶべき？
｢あ…ありがと。じゃあまた…｣
｢またね｣
清水は｢またね｣と言うと電話を切った
混乱中…
｢おい侑真！｣
｢わっ、なに？｣
｢なにじゃねーよ。で、清水どうだった？｣
｢あ、なんか……ＯＫされたよ｣
｢…そうかそうか。…は？｣
｢は？｣
俺のセリフ
好きでもない人と付き合うって
どゆこと？
｢ずるいぞ侑真！｣
｢清水と付き合えるとか！｣
どうしよう
_4.21.初リア充
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