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そんな噂を鵜呑みにする
奴なんてそうそういない
もちろん俺、『安藤夜鷹』も
聞き飽きた。
朝からずっと何十回と話しを聞かされ正直
聞き飽きた。
昼休みになると親友の「井上一茶」が近付いてきた。
『どうしたんだ?』
「聞いたか噂のこと?」
『お前もかよ!!
聞き飽きた聞き飽きた。たかが噂だろ!?』
「あぁ。と言いたいがそうとも言えない!」
『どういうことだ?』
「周りの奴の態度だよ」
俺は周りを見た。
そこには笑いながらしゃべる奴
まるで興味がない奴
そして……様子が変な奴
『なんで怯えているんだ?』
「多分…噂を信じてるんじゃないかな。」
『まさか!
たかが噂だぞ!!
誰かがでっち上げた話かもしれないんだぞ!!』
「かもな!
でも…あいつ等は怯えてしまう理由が有るんじゃないかな。」
『理由ね……』
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