一章;猫の同居、幼馴染み和え

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「……」 「……」 俺と飛鳥は転ぶと丁度俺が飛鳥を押し倒す形になっていてお互いの息がかかる距離にまで近づいている ……あまりにも突然過ぎてお互いに唖然としている 「とっとりあえず立とうよ」 飛鳥の提案により立つことに そして俺と飛鳥は立ち上がると 「ありがとうね大和!!」 「なんでありがとうなんだよ?飛鳥」 「うーん……。大和がいたから面白い体験が出来たかなと!!」 「面白くは無いだろ」 「気にしないの大和!!あははははは」 いつもながらだが真っ直ぐで明るい笑顔でお礼を言う もし幼馴染みとかで見馴れてなかったら確実に惚れてたと思う 現に河中高校での学年順位一位、スポーツは中の上、学園で唯一のファンクラブを持つ学園のマドンナ、あっさりした性格、そして勉強もできる ゆえにリア充の代名詞 ……なのだがとにかくドジ。しかもこいつのドジでやらかした問題を俺が処理するため、いつの間にか俺の中では恋心が芽生える前に親心のような物が芽生えていた 「全く飛鳥は、転ぶのがどんだけ好きなんだよ……。」 「違うわい!!そんなにMじゃないもん!!」 「Mとは一言も言ってないがな!!」 「うるさい馬鹿!!」 「ぐっ!!」 少しからかうと飛鳥は顔を真っ赤にして俺の鳩尾に加減のない正拳付きを入れて来た 非常に痛いのたがそこは我慢 学校っていいな……日常を感じれるし。 「大和ーー!!遅刻するぞー!!」 「へいへーい」 飛鳥に呼ばれ教室に行くことに 日常って素晴らしい!! だが俺の日常を脅かすものは二つ ひとつはエリィなど猫叉のあの人でありもうひとつは…… 「へくちっ!!」 「どうしたのエリィちゃん?」 「いやいや何でも……」 「じゃあテストの続き頑張って♪」 「はい♪」 風の吹いたこぼれ話である
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